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ふんわり王女 ジョージ・マクドナルド 蘿原 富美枝 George MacDonald / 太平出版社 ISBN : 4803120048 最近のお楽しみはビーズ遊び。ちょっとパーツを買ってきてピアスなんぞを作り始めたのがきっかけでハマった。今日なんか会社帰りに問屋系安売り店に寄るイキオイ。でも似たようなOLって多いらしく、平日7時すぎ・都心を外れた駅だってのに店内はかなりの混み様だった・・・。 しかし手作りモノは恥ずかしい。出来がどうとかってのではなく、いい年齢こいた女子の手作りは正直言ってイメージ的にあまりよろしくない。手作り系女子と見られるのは、オタクと見られるのと似たような感じがする。 ものすごーくズバリ言ってしまえば、そこに潜む「かっこ悪さ」は「オトコいない感」と直結している。と、思う。なんかこー時間や暇持て余してる感じとか、その余った時間を自分自身の為に費やしてる感じがそういったイメージを裏付けているのだろう。って、ほんとにそーなんだけどね、多分。(「オトコいない感」ってズバリすぎますか。でも彼氏いるとか旦那いるとかいう事実関係とは関係ないんだよねコレって・・・。考え出すと深みにハマる、いろいろ含んだ言葉ではあります。) 子供の頃お気に入りだった本のひとつに「ふんわり王女」(G・マクブライド著)というお話があった。 待ち望まれた世継ぎの姫がとある王国に誕生する。しかし洗礼式に王様は只一人、決して呼ぶのを忘れてはならない人を呼び忘れてしまう。それは王の実の姉。王の姉でありながら貧しく性格もゆがんでいて皆の嫌われ者の彼女は魔女だった。呼ばれなくても洗礼式に出向いた彼女は姫に呪いをかける。「重さ」を取り除く呪いを。 ふわふわと宙に浮かびきゃらきゃらと笑い転げるばかり、真面目な話もすべて冗談と受け止める「おつむも軽い」姫は、彼女の愛する水の中でのみ重さを取り戻す。そして湖を泳ぐ彼女と出合った王子は彼女に恋をする・・・ 愛の言葉をすべてまともに取り合おうとしない姫と、それでも彼女のために死のうとする王子の恋の様子も美しいのだけれど、一番印象に残ったのは「醜くて」「貧しくて」「性格もひどくて」「嫌われ者の」魔女について書かれた言葉。「それでも彼女がやってこれたのは、そんなひどい自分自身になんとか慣れて我慢できるようになったからだった。」 手元に本がないので間違っているかもしれないけれど、書かれていたのは大体こんなニュアンスのこと。初めて読んだのは小学生の頃だったけれど、それ以来折りに触れてこの言葉は私の中によみがえる。大人になった今はなおのこと。 服装や化粧やそういったものに時間をかけお金を費やしそのために働くのは、他人にむけて自分を演出するといったことよりも、実は自分が耐え得る自分になるためな気がする。帰りの電車の中は疲れた顔をした人ばかりで何処にもゆたかさなんてものは見えないのに、その中にいても自分自身の貧しさに耐えられない気がするのは何故だろう。答えはわかりきっていて簡単だ。 そういった貧しさは比較対象を必要としないのだ。精神の餓えにすぎないからだ。 もう大人になってしまったから、そういった餓えを解消するのはとても難しいことすらも私は知っている。我慢すること。慣れること。生き続ける術は多くの場合それしかない。物語の最後に姫は王子の愛を知り「重さ」を手に入れる。姫が愛した湖の奥深く、水底に魔女は死んで沈む。生きる重さを手に入れた姫は魔女にならずにすんだろうか。
by etica
| 2004-07-19 16:56
| book
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